「香り」は無形の芸術
ユーザーの肌の上で起こる旅物語
デルベのパフューマ―が香りをクリエイティブする際に抱いた想いや、インスピレーションを受けたものなどをご紹介
今回は「ジンジャー&ジャスミン」がもたらす香りの旅
陽気なエネルギーと穏やかな静寂とのバランスを体現するシリーズを制作したい
という探求心からはじまった香り。
植物の驚異を探求する中で、ジンジャーのスパイスの効いた温かみと
ジャスミンの繊細なフローラルノートとの相補的な組み合わせが、
創造的な旅の完璧な基盤として浮かび上がりました。
体を温め、活気付ける作用で知られるジンジャー
心を落ち着かせながらも気分を高める性質を併せもつジャスミン
2つの植物の自然の調和が活力を与えながら、精神の向上をももたらします。
また、感覚的な優美さはこのシリーズの重要なポイントで
ジャスミンの甘く持続性のある香りの抱擁にベルガモットの爽やかさが応え、
キンモクセイの濃厚な芳香をジンジャーの爽快でピリッとしたアクセントが引き立たせます。
甘く幸福感に満ちた時間をバニラで演出しながら、ベチバーの落ち着きでバランスと余韻を残す・・
トップからラストにかけて対比となる要素を用い、多感覚で体験できるように構成されています。
それはまるで「ウェルビーイング(幸福)」の儀式を享受するように
ユーザーを心身共にエネルギーと穏やかさとのバランスがとれた状態へと導きます。
この香りの重要なエレメントであるジンジャーは根の部分が古くから使われており、
アフリカの一部地域では「魔法の根」として食料の保存に用いたり、その地域に生息する危険な虫から刺されるのを防ぎ、乾燥した根を枕の下に忍ばせておくと悪霊や悪い夢から身を守るなど
まるで万能アイテムのように用いられ、その効能も当時は「魔法」であると信じられてきました。
一方、ジャスミンは中東原産の花で
ペルシャ語で『神からの贈り物』の意味をもつ「ヤスミン」に由来しています。
古代エジプトのファラオの埋葬地からジャスミンの花びらが見つかったことからもわかるように
古くから人々を魅了してきた花であり、
埋葬地に眠っていたミイラが発掘されたときには
まだその香りを残していたというほど強い芳香を放つ花であることから
その名がついたとも言われています。
美しい星型の白い花は、類稀なる魅力に満ち
その官能的で繊細な芳香をもって、昔も今も多くの人々を虜にして止まない存在・・
自然の調和をもとにしながら、活力と安らぎ
ユーザーの心身に必要な両方の要素を満たすことを探求し、突き詰めた香り
ジンジャーの持つ活力を与えるようなエネルギッシュさと
ジャスミンの一瞬で嗅覚を支配されるような素晴らしい芳香への賛辞
それはまるで「ウェルビーイング(幸福)」の儀式を享受するかのような旅物語
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